もふりほっと!

ホッとするブログ

営業が大嫌いなもふり、営業職について考える。

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今月めっちゃ苦しい、もう辞めたい。。

そう思ったことは、入社してからの4年間数知れず。今でも悔しくてトイレでこっそり泣きべそかいたりする時もあります。

私はトップセールスからは程遠いですが、4年半営業職を続けてみて思うことや学んだことはたくさんあります。辛いことだけじゃなく喜びも沢山あった。自分なりに成長できた。そんな経験を踏まえて、

これから営業職になる人、営業に興味がある人に向けて伝えたい事!

もふりが営業職になった理由

私がこの仕事についた理由はとてもシンプル。

希望だった土日が休みの会社で、最初に内定が出たから。ただそれだけ。営業職ではなくても良かった。

大学生活を送る中でオーケストラ活動を通じてたくさんの世代の人と友達になり、

なんとなく「自分は人とコミュニケーションを取るのが好きだから営業も得意なんじゃないか」と思っていました。

つまり、早く内定を取っていち早く就活を終わらせたい。遊びたい。苦しい現状から逃げたいという気持ちから、あまり仕事内容について詳しく考えずに営業職になることを決めたのです。

ちなみに、どんな仕事もやってみないとわからないことだらけですので、私がこの仕事を選択したことは全く後悔していないです!

私の就活生の時の勘「人が好きなら営業ができる」ということは、大正解でもあり大きな間違いでもあると、入社してから気づくことになります。

営業職とは

一般的には

営業職(えいぎょうしょく)は、見込み客に自社の物品・サービスまたは情報、といった財(商品)の購入を促して、売買契約を結ぶ職業である。

出典:Wikipedia 

営業をした事がない人のイメージだと、

・ノルマがキツい、日々数字に追われる

・強引に説得して物を売りつける

・思ってもいないお世辞を並べてストレスたまりそう

なんていうネガティブな事柄が並べられるのではないでしょうか。

もふりの考える営業

あなたはパソコンが欲しくてお店に見に行く事にしました。比較のためにA店舗とB店舗に行きました。どちらのお店で買いたいですか?

A店舗

値段9万円。店員さんはあなたがパソコンコーナーに到着するなり近づいてきて、パソコンのスペックを専門用語を多用し説明。よく理解できずに「考えます」と言うと「ここまでせっかく説明させていただいたので、ぜひご購入いただけませんか。」と繰り返す。

B店舗

値段11万円。あなたはパソコンコーナーで目当てのパソコンを見つけ、操作してみたり眺めたりしています。店員さんがそっと近づき「何かわからない事があればいつでもお声掛けくださいね」。しばらくひとりであれこれ考えていると「どのような使い道ですか?」その後もあなたの必要としている機能に合わせて平易な言葉で説明。

 

どちらの店舗で買いたくなりますか。

私の目指している営業は「自分を信頼してもらい、自分を売る事」です。

一般的なイメージ通りにノルマを達成することだけを目標とした場合、自分の目標とする件数や額を確保するためにお客様を都合のいいように使う、つまり強引に説得して売りつけるという事が起こります。

私はそんな「押し売り」はしたくありません。なぜなら本当にお客様のためになっていない事がわかっているから。ノルマを一時的に達成したとしても、お客様に信頼してもらうことはできず、リピーターになってもらうことはできません。

また、私はそういった自分都合の売り方をするとそのあとすごく落ち込みます。心が痛みます。だから、しません。

私の目指す営業は、お客様のニーズにあった的確なサービスを提供することです。そのためにはまずお客様から色々な情報を聞き出す必要があります。

そのためには信頼してもらう事が第一。そして信頼してもらう事で「あなたが親身になって考えてくれたから」とお客様が購買行動を自分で選択してくれるのです。

もふりが読んで参考になった本です!


 

 

いつも悩んでいること

現在金融業界では、「顧客目線で働きたいのに上司にわかってもらえない」と言う若手社員が増えているそうです。私もそのひとり。

お客様目線で、お客様のためになる売り方をするなら、今一度に500万円も投資するべきではない。そう分かっていても、上部からの圧力からそうせざるを得ない事があります。

顧客本位の業務運営を目指すと言いながら、本当の顧客本位の営業と実態には差がある。そのジレンマで悩み、辞めていく社員を私はたくさん見てきました。

そうしないためにもたくさんのお客様から少しずつ買ってもらえばいいんじゃないかと思い行動すれば、その分だけ活動量は多くしないといけないので効率は悪化する。

日々思うこと

営業の苦しみ

3つあります。

1つめ。私は人が好きですが、あまり人の心の中まで踏み込むのは好きではありません。適度に距離を取りたい。でも今の営業スタイルではそれをしないと必要な情報が手に入らない。信頼してもらうためにも。だから、そこはどうしても演技するしかない!

2つめ。前述した通り、ノルマ・営業目標を達成することも大事ですが、何より重要なのはお客様のためになっているか。一番いいのはその2つが両立すること。でもそれって本当に難しい。

3つめ。データを見て「この人にはこの商品がぴったりだ。よし電話してお知らせしよう」。つまりテレアポ営業もします。でもこの作業は正直かなり辛い。不在が多かったり、「営業の電話はお断り!ガチャ」って切られることもたくさんあります。

営業の喜び

「お客様のありがとう」

このひとつに限る!

営業って苦しい。でも営業って楽しい。なぜなら、頑張っていれば必ず喜んでくれるお客様に出会えるから。

「あなたのおかげで助かったわ」「もっと早く相談すればよかった」なんて言ってもらえる。信頼してくれる。この笑顔と言葉があるから日々、プレッシャーと戦いながら頑張れるんです。

私にとっては、会社からのインセンティブとかは正直どうでもいいです。でも、そういった、自分のためになることのために頑張るのも立派なモチベーションを保つ技です。

なぜ営業職を続けるのか

ズバリ、

「人間として成長できるから」

営業力って人間力と少し似ています。営業力は詐欺師的な言葉巧みな話術とは違います。そうではなくて、人間として信頼できる人になることが本当の営業力。

それができるって、実生活の中でとても役立つと思いませんか。もし詐欺的な人が何かに困っていても助けたいと思いませんよね。

働きながら人間力を身につけられる。失敗と成功を繰り返しながら。苦しい時期にもがく、考える。それが自分を成長させることだと思っています。

もふりが最近学んだコツ

私はよく、実績が上がらなかったりうまくいかないことばかりだと、ムスッとしたり、声が小さくなったりしていました。きっと周りから見ても「近づくな」オーラがモワモワ出ていたことでしょう。

でも、そんな人から買いたいお客さんていないですよね。負のオーラはお客様にも確実に伝わります。切羽詰まっているのも絶対にばれます。

そこで私がしているのは、

「苦しいときこそ顔だけ笑うこと」です。

そうすると、なぜか気持ちが徐々に晴れてくるんです。人は、楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。何かの本で読みました。じゃあ逆に、悲しい顔をするから悲しくなるだけであって、悲しい顔をしなければ悲しくないってこと。

笑って明るいオーラでお客様を迎えよう!きっとハッピーなことが起こります。

 

まとめ

私はとにかく人を裏切ったりするのが嫌いです。だから自分の思う正しい営業をこれからも続けていきます。

そして、少しでも営業が楽しく思えるような工夫をしていくことが重要。どんな時でも適度な息抜きが必要。頑張ってもダメな日は無理しない。

気負いすぎずこれからも明るく笑顔で営業続けます!

 

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